自動復帰レストの魅力と、RFDとの違い・選び方まとめ
Zniperのリカーブ用アローレスト 「BiDrop(バイドロップ)」 の取り扱いを開始しました。
Zniperといえば、ベアボウ界隈で評価の高いRFDを思い浮かべる方も多いと思いますが、BiDropは狙いが少し違います。ひと言で言うと、“干渉を減らす性能”と“運用のラクさ(自動復帰)”を両立させた新しい選択肢です。
それぞれいろいろとオーバーラップする箇所もあるのでBiDropを紹介しつつ、そのうえで RFDとの違い/どちらを選ぶべきか/選択フロー/メリット・デメリット をすっきり整理します。
1) 新発売「BiDrop(バイドロップ)」ってどんなレスト?
BiDropは、発射の瞬間に矢の動きに合わせてレストバーが“内側+下方向”へスッと逃げるタイプのレストです。
そして最大のポイントはここ。
★発射後に「自動で元の位置に復帰」する
Zniper系のドロップアウェイ(クリックアウェイ)で気になる人が多いのが、次射の前の“戻し操作”。
BiDropはそこを解消し、撃ったら勝手に戻る設計になっています。
★クリアランス(矢の通り道)確保を狙える
レストバーが矢の動きに合わせて退避することで、発射直後の干渉を抑え、安定したクリアランスを狙う発想です。
◆こんな人に刺さります
- 「クリアランスは気になる。でも毎射セットの手間は増やしたくない」
- 練習量が多く、テンポよく射ちたい
- リカーブ中心で、扱いやすさも重視したい
- ベアボウでも“性能全振り”より“運用も含めた総合バランス”を取りたい
2) 先に結論:BiDropとRFD、どっちがどっち向き?
ここだけ先にまとめます。
- BiDrop:
運用のラクさ(自動復帰・テンポ)+クリアランス改善・接触回避のバランス型。
→ リカーブ用途にも相性が良く、ベアボウにも対応しやすい。 - RFD:
最大クリアランス最優先の性能型。
→ 特にベアボウのストリングウォーキングで“頑固な接触”が出る人の強い味方。
ただし毎回レストバーを起こしてセットが必要。
3) 「ベアボウのストリングウォーキングで接触が出やすい」とは?
ストリングウォーキングは、距離ごとに弦をつまむ位置を上下に変えます。
すると弦の力のかかり方が変わり、発射直後の矢が
- 上下に暴れやすい(バウンスしやすい)
- たわみ方が変わる
- クリアランスが距離や位置で変動しやすい
結果として、矢・レストバー・羽根がレスト周辺に当たりやすい状況になりがちです。
代表的な現象はこのあたり。
- 発射時に「カツッ」と当たる音
- 羽根の擦れ跡(白く削れる・裂ける)
- ペーパーチューンが距離や位置で安定しない
この“頑固な接触”対策が必要な方は、RFDが強く刺さることがあります。
4) 仕組みの違い(ここが本質)
BiDrop(バイドロップ)
- レストバーが内側+下方向に逃げる(受動式)
- 発射後は自動復帰
- 「干渉を減らしつつ、運用のテンポを落とさない」思想
RFD
- 矢が離れた直後にレストバーが下へ落ちる(クリックアウェイ)
- 次射の前に手で起こしてセットが必要
- 「とにかくクリアランス最優先」思想
5) メリット/デメリット
BiDrop(バイドロップ)
メリット
- 自動復帰でテンポが良い(練習でも試合でもストレスが少ない)
- クリアランス改善を狙いつつ、日常運用で扱いやすい
- リカーブ/ベアボウどちらにも“寄せやすい”バランス
デメリット
- レストバーは“消える”というより“逃げる”動きなので、
症状が強い接触トラブルでは、RFDほどの「最大クリアランス狙い」にならない場合がある
RFD
メリット
- レストバーが落ちる設計で、最大クリアランス最優先
- ストリングウォーキング等で出やすい“頑固な接触”対策に有効
- 「性能を優先してでも確実に当たりを消したい」人の選択肢
デメリット
- 毎射ごとにレストバーを起こしてセットが必要
- テンポ重視の人には手間に感じやすい
6) 失敗しない選択フロー
Q1. いちばん解決したいのは?
- A:羽根こすり/レストバー接触/接触音など、クリアランス問題 → Q2へ
- B:運用のラクさ(自動復帰・テンポ) → BiDrop推奨
Q2. ベアボウでストリングウォーキングをよくしますか?
- はい → Q3へ
- いいえ(リカーブ中心) → BiDrop推奨(基本おすすめ)
Q3. 毎射「レストバーを起こしてセット」する手間はOK?
- OK(性能優先) → RFD推奨
- NG(手間は増やしたくない) → BiDrop推奨
Q4. 接触トラブルは頻繁ですか?
- はい → RFD推奨
- いいえ → BiDrop推奨
7) まとめ:迷ったらこの一点
- 運用(自動復帰・テンポ)優先 → BiDrop(バイドロップ)
- 性能(最大クリアランス)優先 → RFD
BiDropは「性能と運用の両立」を狙った新しい選択肢です。
RFDが刺さる“性能全振り”の世界も残しつつ、より多くの方が導入しやすいZniperレストとして、ぜひ双方とも検討してみてください。