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雑談

アーチェリーの初期費用は本当に20万~30万円必要?無駄を減らす考え方

はじめに

明日から新年度です。

アーチェリー部に入ろうと考えている学生さんやその親御さん、
興味はあるけれど入り口が見つからない社会人の方。

すべての方にとって、この時期は一つのきっかけになるタイミングです。

今回は、新年度が始まるこの機会に、
少しだけ知っておくと後々助かるかもしれない話を整理しておきます。

① 新入生の道具はなぜ高くなるのか

アーチェリーを始める際、多くの場合で最初に提示されるのが道具一式の見積です。

その金額は、20万円から30万円程度、あるいはそれ以上になることも珍しくありません。

初めて見る方にとっては驚く金額だと思いますし、
本当にこれだけ必要なのかと感じるのも自然なことです。

この金額になる理由の一つに、
道具そのものの価格がここ数年で大きく変わっているという背景があります。

以前は、海外製品であっても為替の影響が比較的穏やかで、
現在よりも手に取りやすい価格帯に収まっていました。

しかし近年は、為替の変動に加えて、
海外メーカー側の価格上昇も重なり、
仕入れ価格自体が大きく上がっています。

結果として、同じクラスの道具であっても、
数年前と比べて全体の金額が上がりやすい状況になっています。

これは特定のショップに限った話ではなく、
業界全体として起きている変化です。

そのため、以前の感覚で見ると
どうしても「高くなった」と感じやすい部分でもあります。

こうした背景に加えて、
最初の段階から一通りすべてを揃える前提で構成されることで、
見積全体の金額がさらに大きく見える形になります。

ただ、この前提が今の段階にとって適切かどうかは、
一度立ち止まって考えてみる余地があります。

②その見積は今必要な内容か

見積の中身を見ていくと、いくつかの特徴があります。

・将来的に必要になるものがすでに含まれていること
・競技レベルを想定した構成になっていること
・完成形に近いセットになっていること

これ自体は間違いではありません。
ただし、今すぐ必要かどうかは別の話です。

アーチェリーは、始めたばかりの段階では体格やフォームがまだ安定していません。
その状態で最初から完成形を揃えてしまうと、結果として合わなくなる可能性もあります。

③最初に必要なものは実はそう多くない

競技を始めるために必要なものと、後から最適化していくものは分けて考えるべきです。

最初に重要なのは、安全に射てることと基本的なフォームを作れることです。

この段階では、すべてを高精度で揃える必要はありません。
むしろ後から調整できる余地を残しておくことが大切です。

④あとから揃えた方が良いもの

ある程度経験を積んでから選んだ方が良いものもあります。

シャフトの細かな選定
サイトやスタビライザーの調整
その他、細かいフィッティング

これらは自分の状態がある程度分かってからの方が無駄なく選ぶことができます。

最初の段階では違いが分かりにくく、過剰なスペックになってしまうことがほとんどです。

⑤ 焦ってすべて揃える必要はない

新年度は、すぐに揃えなければいけないという空気が強くなります。

さらに実際の現場では、少し別の事情も見えてきます。

たとえば、ご家庭によっては
「どうせ持つなら良いものを」という考えから、最初から高価な道具を揃えるケースもあります。

道具そのものが悪いわけではありませんし、
良い道具を持つことで気持ちが前向きになるという面も確かにあります。

ただ一方で、アーチェリーという競技は、
始めてすぐに道具の性能を活かしきれるものでもありません。

そしてもう一つ、見落とされがちな点があります。

部活動という環境の中では、
周囲の選択が自分の判断に影響することがあります。

同級生や先輩が使っている道具を見て、
「自分も同じくらいのものを選ばないといけないのではないか」
と感じてしまうことも珍しくありません。

本来であれば、その人に合った段階や用途に応じて選ぶべきものが、
周囲に合わせる形で決まってしまうこともあります。

その結果、少し背伸びした選択になることもありますし、
逆に納得しきれないまま使い続けることにもつながります。

さらに、もう一つだけ現実的な話をすると、
アーチェリーが自分に合っているかどうかは、実際に続けてみないと分からない部分もあります。

もし途中で気持ちが変わった場合、
最初に揃えた道具がそのまま使われなくなる可能性もゼロではありません。

だからこそ、最初の段階では

・必要な範囲に絞ること
・あとから調整できる余地を残すこと

この2点を意識した選び方が、結果的に無理のない形になります。

周囲に合わせることでも、最初からすべてを揃えることでもなく、
その時点の自分に合った選択を積み重ねていくこと。

それが、長く続けていく上での安定した進め方になります。

⑥ 見積に違和感を持ったときは

もし見積を見て少しでも不安を感じた場合は、これは今の自分に必要な内容かどうかという視点で一度整理してみてください。

今必要なものと後からでも良いものを切り分けるだけでも、選び方は大きく変わります。

⑦ 最後に

アーチェリーの道具は決して安いものではありません。

だからこそ、最初の選び方がその後に大きく影響します。

すべてを一度に揃えることだけが正解ではなく、無理のない形で段階的に整えていく方法もあります。

新しく始めるこのタイミングで、少し立ち止まって考えてみることも、決して無駄ではありません。

次回は、実際に見積を前にしたとき、どのように判断していけばよいのかについて少し具体的に整理します。

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お知らせ

復旧のお知らせ

日頃より「TLA – Target Line Archery -」をご利用いただき、誠にありがとうございます。

このたび、一時的にホームページへのアクセスおよびメールの受信に不安定な状況が発生しておりましたが、現在はすべて正常に復旧しております。

ご不便・ご心配をおかけしましたことを、お詫び申し上げます。

1.今回の原因と対応

今回の不具合は、サイト運用環境の整理に伴う設定変更の過程で発生したものです。

ドメイン管理、メール運用、サイト表示の経路を見直し、構成を整理したことで接続が不安定になる時間帯が生じてしまいました。しかし現在はすべて正常な状態に戻っております。

今回の対応により、今後はより安定した環境での運用が可能となっています。

2.ご確認のお願い

万が一、過去にお問い合わせいただいた内容に対して返信が届いていない場合は、お手数ですが再度ご連絡いただけますと幸いです。

3.今後について

引き続き安心してご利用いただけるよう運用してまいります。

今後とも「TLA – Target Line Archery -」をよろしくお願いいたします。

店主:山田
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新商品

Zniper レスト「BiDrop(バイドロップ)」新発売

自動復帰レストの魅力と、RFDとの違い・選び方まとめ

Zniperのリカーブ用アローレスト 「BiDrop(バイドロップ)」 の取り扱いを開始しました。
Zniperといえば、ベアボウ界隈で評価の高いRFDを思い浮かべる方も多いと思いますが、BiDropは狙いが少し違います。ひと言で言うと、“干渉を減らす性能”と“運用のラクさ(自動復帰)”を両立させた新しい選択肢です。

それぞれいろいろとオーバーラップする箇所もあるのでBiDropを紹介しつつ、そのうえで RFDとの違い/どちらを選ぶべきか/選択フロー/メリット・デメリット をすっきり整理します。

1) 新発売「BiDrop(バイドロップ)」ってどんなレスト?

BiDropは、発射の瞬間に矢の動きに合わせてレストバーが“内側+下方向”へスッと逃げるタイプのレストです。
そして最大のポイントはここ。

★発射後に「自動で元の位置に復帰」する

Zniper系のドロップアウェイ(クリックアウェイ)で気になる人が多いのが、次射の前の“戻し操作”。
BiDropはそこを解消し、撃ったら勝手に戻る設計になっています。

★クリアランス(矢の通り道)確保を狙える

レストバーが矢の動きに合わせて退避することで、発射直後の干渉を抑え、安定したクリアランスを狙う発想です。

◆こんな人に刺さります

  • 「クリアランスは気になる。でも毎射セットの手間は増やしたくない」
  • 練習量が多く、テンポよく射ちたい
  • リカーブ中心で、扱いやすさも重視したい
  • ベアボウでも“性能全振り”より“運用も含めた総合バランス”を取りたい

2) 先に結論:BiDropとRFD、どっちがどっち向き?

ここだけ先にまとめます。

  • BiDrop
    運用のラクさ(自動復帰・テンポ)+クリアランス改善・接触回避のバランス型。
    → リカーブ用途にも相性が良く、ベアボウにも対応しやすい。
  • RFD
    最大クリアランス最優先の性能型。
    → 特にベアボウのストリングウォーキングで“頑固な接触”が出る人の強い味方。
    ただし毎回レストバーを起こしてセットが必要。

3) 「ベアボウのストリングウォーキングで接触が出やすい」とは?

ストリングウォーキングは、距離ごとに弦をつまむ位置を上下に変えます。
すると弦の力のかかり方が変わり、発射直後の矢が

  • 上下に暴れやすい(バウンスしやすい)
  • たわみ方が変わる
  • クリアランスが距離や位置で変動しやすい

結果として、矢・レストバー・羽根がレスト周辺に当たりやすい状況になりがちです。

代表的な現象はこのあたり。

  • 発射時に「カツッ」と当たる音
  • 羽根の擦れ跡(白く削れる・裂ける)
  • ペーパーチューンが距離や位置で安定しない

この“頑固な接触”対策が必要な方は、RFDが強く刺さることがあります。

4) 仕組みの違い(ここが本質)

BiDrop(バイドロップ)

  • レストバーが内側+下方向に逃げる(受動式)
  • 発射後は自動復帰
  • 「干渉を減らしつつ、運用のテンポを落とさない」思想

RFD

  • 矢が離れた直後にレストバーが下へ落ちる(クリックアウェイ)
  • 次射の前に手で起こしてセットが必要
  • 「とにかくクリアランス最優先」思想

5) メリット/デメリット 

BiDrop(バイドロップ)

メリット

  • 自動復帰でテンポが良い(練習でも試合でもストレスが少ない)
  • クリアランス改善を狙いつつ、日常運用で扱いやすい
  • リカーブ/ベアボウどちらにも“寄せやすい”バランス

デメリット

  • レストバーは“消える”というより“逃げる”動きなので、
    症状が強い接触トラブルでは、RFDほどの「最大クリアランス狙い」にならない場合がある

RFD

メリット

  • レストバーが落ちる設計で、最大クリアランス最優先
  • ストリングウォーキング等で出やすい“頑固な接触”対策に有効
  • 「性能を優先してでも確実に当たりを消したい」人の選択肢

デメリット

  • 毎射ごとにレストバーを起こしてセットが必要
  • テンポ重視の人には手間に感じやすい

6) 失敗しない選択フロー

Q1. いちばん解決したいのは?

  • A:羽根こすり/レストバー接触/接触音など、クリアランス問題 → Q2へ
  • B:運用のラクさ(自動復帰・テンポ)BiDrop推奨

Q2. ベアボウでストリングウォーキングをよくしますか?

  • はい → Q3へ
  • いいえ(リカーブ中心)BiDrop推奨(基本おすすめ)

Q3. 毎射「レストバーを起こしてセット」する手間はOK?

  • OK(性能優先)RFD推奨
  • NG(手間は増やしたくない)BiDrop推奨

Q4. 接触トラブルは頻繁ですか?

  • はいRFD推奨
  • いいえBiDrop推奨

7) まとめ:迷ったらこの一点

  • 運用(自動復帰・テンポ)優先 → BiDrop(バイドロップ)
  • 性能(最大クリアランス)優先 → RFD

BiDropは「性能と運用の両立」を狙った新しい選択肢です。
RFDが刺さる“性能全振り”の世界も残しつつ、より多くの方が導入しやすいZniperレストとして、ぜひ双方とも検討してみてください。

BiDrop(バイドロップ)は現在販売中です(^^)/

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お知らせ 未分類

イラン情勢と物流の変化:ご注文はお早めに

ここ数日、中東情勢の緊張が高まっているというニュースが続いています。

こういう話題は遠い世界の出来事に見えがちですが、実は「モノを運ぶ」流れに影響が出やすい分野でもあります。

ポイントは、物流が《どこか一箇所でも詰まると全体に波及する》仕組みだということ。危険度が上がる海域があると、船や航空便は安全なルートへ迂回しやすくなり、その分だけ日数が延びたり、混雑が起きたりします。ルートが長くなれば燃料も余計に使いますし、保険や運賃などのコスト要因も増えやすくなります。

さらに、原油価格の変動も見逃せません。日本はエネルギー資源の多くを海外に依存しているため、国際情勢の影響が燃料コストに反映されやすい構造があります。燃料コストが動くと、輸送費(燃油サーチャージなど)にも影響が出やすく、結果として「輸入品の納期」や「輸送の見通し」にブレが出ることがあります。

アーチェリー用品も例外ではありません。

矢やシャフト、各種パーツは軽い一方で、長尺物や破損リスクがあるものが多く、梱包や輸送条件の影響を受けやすい商品です。普段はスムーズに届くものでも、国際輸送が混み始めると「いつもより時間がかかる」「到着予定が読みづらい」といったことが起こり得ます。

というわけで、今回はシンプルなお知らせです。
もし近いうちに購入予定のものがある方は、いつもより少し早めに検討&注文していただくのがおすすめです。
状況次第では、今後しばらく納期が遅くなる可能性もあるため、「この時期までに必要」という予定がある場合は、余裕を持った手配が安心です。

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決済方法(代引き終了)のお知らせ

いつも当店をご利用いただきありがとうございます。

当店では、在庫を最小限に抑え、
主にご注文後に仕入れ先へ直接手配する「受注発注方式」を採用しております。
この仕組みにより、専門性の高いアーチェリー用品を
できるだけお求めやすい価格でご提供しています。

一方で、商品のお届けまでにお時間をいただく場合がございますが、ご注文確定後に責任をもって商品手配を行っております。

この運営方針に基づき、誠に勝手ながら2026年2月末日をもちまして『代金引換(代引き)決済の取り扱いを終了』することといたしました。

今後は以下の決済方法をご利用いただけます。
・クレジットカード
・PayPay
・銀行振込
・コンビニ払い

引き続き、安定した商品供給と価格維持に努めてまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

TLA 店主 山田

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レビュー

トライライナーって何?

アーチェリーを続けていると、いずれ「自分で矢を作ってみたい」と思うタイミングが来ますよね。そんな時、ベテランの道具箱の中に必ずと言っていいほど入っている、一見すると不思議な形のプラスチック製品――それがBeiter(バイター)のトライライナーです。

今回は、この「一見地味だけど、実は魔法のような道具」について、少しお話ししようと思います。

完璧主義者が生んだ「線の魔法」

まず、この道具を作っている「バイター社」について。

創設者のヴェルナー・バイターさんは、もともと精密な金型を作る職人でした。彼の口癖は「正確でないものは、アーチェリーの道具ではない」というもの。*要約

昔のアーチェリー界では、羽を貼る位置は「だいたいこの辺」という感覚に頼る部分もありました。でも、バイターさんは「それではいけない」と考えたんです。風を切って飛ぶ矢にとって、3枚の羽が「正確に120度」で配置されていないことは、わずかな空気抵抗のズレを生み、それが的の上では数センチの差になって現れます。

そこで開発されたのが、このトライライナーです。ジグ(羽貼り器)に頼るのではなく、まずシャフトそのものに「完璧な基準線」を引いてしまおう!と言う斜め上の発想から生まれた道具なんです。

ちなみにショップやHPなどで青いプラスチック製のよくわからない形をしたおもちゃみたいなの、これ何?と思った人、多いと思います。何するやつ?どう使うの?え?!まぁまぁ高いのね。など。。。

このトライライナー。1990年代に登場して以来、約30年。そこから形がほとんど変わっていません。これって、当初から完成されていたっていう証拠ですよね。すごいです、ホント。

驚くほど簡単なプロの作業ステップ

「難しそう」と思うかもしれませんが、使い方は拍子抜けするほど簡単です。初心者の方でも、次の3ステップだけで高精度が実現します。

  1. ノックを固定する: トライライナーの端にあるホルダーに、矢のノックを差し込みます。これで準備完了。
  2. 3本のガイドで矢を挟む 3方向からガイドバーを倒して矢を挟みます。
  3. 線を引く: ガイドバーに沿って油性のホワイトペンなどでスッと線を引くだけ。コツはペン先に力を入れすぎない事。

たったこれだけで、シャフトに完璧な120度/3本のラインが出来上がります。あとはその線に合わせてスピンウィングなどのテープを貼るだけ。目分量で悩む時間はもう終わりです。

「たまにしか使わない」からこその価値

正直に言うと、トライライナーは毎日使う道具じゃありません。一度矢を作ってしまえば、次に羽を貼り替えるまで出番はないでしょう。でも、ここが一番大事なポイントなのですが、アーチェリーで最も恐ろしいのは「自分の矢が1本1本バラバラであること」なんです。

練習で「今の射は良かった!」と思っても、もし矢の羽の位置が微妙にズレていて外れたのだとしたら、自分の実力が正しく評価できませんよね。トライライナーが担保してくれるのは、単なる作業の効率ではありません。「12本すべてが、機械のように均一である」という絶対的な自信です。

「道具のせいにはできない」という環境を作ることは、上達への一番の近道。自分の矢に絶対の信頼を置けるようになると、リリースの迷いが消えていくのがわかるはずです。

もし道具箱にまだ入っていないなら、ぜひ手にとってみてください。ドイツの職人がこだわった「本物の精度」が、あなたのグルーピングをきっと一段階引き上げてくれるはずですよ。

トライライナーは当店HPで販売中です(^^)/

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お知らせ

決勝ラウンドの「見え方」が変わる

第35回全日本室内選手権で初採用、「三角三つ目標的面」への備え

2026年2月14日・15日に開催される全日本室内アーチェリー選手権大会。


全日本アーチェリー連盟から選出選手と大会要項が発表され、今年の大会を語るうえで欠かせない重要な変更点がひとつ明らかになりました。
それが、決勝ラウンドで初めて採用される「三角三つ目標的面・通称トライアングル型インドア的紙」です。

「ベガス・スタイル」っていう呼び名もありますよね。

日本国内の主要な室内大会を含むほとんどの試合では20cm的が縦に3つ並んだ、いわゆる「バーチカル的紙」が長く使われてきました。
多くの選手にとって、あの縦配列は「考えなくても狙える配置」だったはずです。上下のライン、的間の余白、サイト内での収まり方──それらはすでに技術の一部として身体に染み込んでいます。

しかし今大会では、その前提が変わります。
大会要項に記されている通り、決勝ラウンドでは40cm三角三つ目標的面、いわゆるトライアングル型的紙が使用されます。


縦の基準がなくなり、左右のバランスが強調されるこの配置は、単なる並び替えではありません。見え方そのものが変わります。

この「見え方の変化」は、技術が高い選手ほど影響を受けやすいものです。
これまで無意識に使っていた上下の感覚が使えず、狙いの組み立てに一瞬の迷いが生じる。
決勝ラウンドのような一射の重みが大きい場面では、そのわずかな違和感がスコアに直結します。

大切なのは、弓具を変えることでも、セッティングを大きくいじることでもありません。
まず必要なのは、「目と感覚を慣らすこと」です。
トライアングル的を実際に見て、撃って、サイトの中でどう見えるのかを身体に覚えさせておくこと。これは大会直前に必ずやっておきたい準備のひとつと言っていいでしょう。

TLA – Target Line Archery – では現在、大会要項を踏まえたインドア用トライアングル的紙を
10枚1セット・1,500円で販売しています。

普段の室内練習で的紙を替えるだけ。特別な練習方法は必要ありません。
いつもの距離、いつもの本数で撃つ中で、トライアングル配置特有の間隔や狙いの基準が、自然と身についていきます。

現在、このトライアングル的紙は残り24セット
大会直前の練習用として確保できる数は、そう多くありません。

決勝ラウンドで「初めて見る的」に向かうのか、
それとも「見慣れた配置」として落ち着いて構えられるのか。
その差は、事前に的紙を替えて撃ったかどうかだけで生まれます。

トライアングル的紙は、単なる消耗品ではありません。
決勝ラウンドの景色を、事前に体験するための必須アイテムです。

全日本を見据えている方、決勝ラウンドを本気で狙う方は、
ぜひ今のうちに準備しておくことをおすすめします。

【公認的】JVD 3x20cm トライアングル三つ目的・ 10枚セット

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雑談

PSE EZ.220システムについて(CP話)

PSEの「EZ220」システムとは、新しく発売されたコンパウンドボウ「LAZER X」にも新たに搭載された「カムリーン(カムの傾き)の調整」を劇的に簡略化した機構です。

アーチェリーを楽しんでいると、どうしても「矢が思ったより左右に散らばるな」とか「サイトを合わせても何だかスッキリしない矢飛びだな」という場面が出てくるかと思います。

これは弓の精度の問題ではなく、実はタイヤのホイールバランスが少しずれている車のように、弦を回している「カム」という車輪が、ほんの少しだけ左右に傾いてしまっていることが原因であることが多いんです。

この傾きをまっすぐに直して、矢を真っ直ぐに押し出せるようにするのが、このEZ220という仕組みの大きな役目です。

昔ながらのやり方だと、この調整をするためには、弓を大きな機械(ボウプレス)にかけて、カムを支える軸を全部抜いて、中にある小さなワッシャーをピンセットで何枚も入れ替えるという、とても神経を使う大変な作業が必要でした。部品も小さくて見えにくいですし、落として失くしてしまうこともありますよね。

そこを画期的に変えたのが「EZ220」です。この名前の通り、調整が「イージー(簡単)」にできるように設計されています。軸を全部抜かなくても、専用のスペーサーをパチパチと組み替えるだけで、カムを左右にスライドさせることができるんです。これなら、射場で実際に矢を打ちながら「もう少しだけ右に動かしてみようかな」という微調整が、その場ですぐにできてしまいます。

別売りのキットなんて必要ないよ、とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこのキットは「自分の弓を、世界に一つだけの自分専用に完璧に合わせるための魔法の道具箱」のようなものなんです。

標準の状態でも十分飛びますが、使う矢の太さや、その方の引き方の癖に合わせて、わずかコンマ数ミリの単位でカムの位置を最適化してあげると、驚くほど矢が綺麗に飛ぶようになり、弓の振動も減って体への負担も軽くなります。

せっかく良い弓を使っていらっしゃるのですから、我慢しながら打つのではなく、このキットを使って「一番気持ちよく飛ぶポイント」を見つけてあげてほしいんです。そうすることで、今まで以上にアーチェリーが楽に、そして楽しくなりますよ。

道具に振り回されるのではなく、道具を自分の指先の延長のように馴染ませるための、心強い味方だと思っていただくと、その価値が伝わるのではないでしょうか。

PSE EZ.220 システム

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お知らせ 新商品

【2026年最新】PSE Lazer X !驚異の進化を遂げた「勝てるミドルクラス」を期間限定セール

PSE 2026年モデルの最新モデルのターゲットボウ「Lazer X」。

フラッグシップモデル「Dominator Duo X」の技術を継承し、中級者からプロ志向のアーチャーまでを唸らせるスペックを実現。発売開始を記念して、2026年3月末までの期間限定特別セールを実施いたします!

■ Lazer X が「次世代のスタンダード」と呼ばれる理由

今回のLazer Xは、単なるコストパフォーマンスモデルではありません。PSEが誇る最新技術を惜しみなく投入し、競技での勝利を確実にするための一台へと進化しています。

1. 驚異の軽量化と高剛性の両立

本体重量はわずか4.4 lbs(約1.99kg)。 競技用モデルとして異例の2kg切りを達成しました。軽量なハンドルは長時間の試合での疲労を軽減するだけでなく、スタビライザーのウェイト配置による「理想のバランス」作りを容易にします。

2.「NFカム」による広い調整幅

搭載されたNFカムは、スムーズなドローサイクルと確実な引き止まりを提供します。

  • ドローレングス: 24インチ 〜 30.5インチ
  • ポンド調整: リムボルト10回転の調整が可能。最大で約15ポンド幅のダウンが可能なため、フォーム作りの段階から高ポンドでの実戦まで、一台で長く使い続けることができます。
3. 安定性を極める「ワイドトラックリム」と「PBTS」

上位モデル同様、幅広のワイドトラックリムと1/4インチアクスルを採用。発射時の捻れを最小限に抑え、圧倒的なグルーピングを実現します。さらに、高精度なチューニングを可能にするPBTSも搭載。

■ Lazer X 主要スペック(2026年モデル)

  • 軸間距離 (ATA): 37インチ
  • ブレースハイト: 7-3/8インチ
  • ドローレングス: 24 〜 30.5インチ
  • IBOスピード: 323 FPS(最大)
  • 本体重量: 1,996g
  • リムボルト最大回転数: 10回転
  • ドローウェイト:40lb / 50lb / 60lb

【発売記念】2026年3月末まで期間限定セール!

この最新モデル「Lazer X」の発売開始を記念し、特別価格でご提供いたします。

  • 通常販売価格: 149,800円(税込)
  • 期間限定セール価格:139,800円(税込)
  • 期間: 2026年3月31日まで

最新のPSEテクノロジーが凝縮されたLazer X。その圧倒的な実力を、ぜひこの機会に体感してください。

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お知らせ

【お支払い方法一部変更のお知らせ】

新年あけましておめでとうございます。

いつも当店をご利用いただき、誠にありがとうございます。

昨年7月より導入しておりました各種決済方法のうち、ネット銀行決済(PayPay銀行・楽天銀行)につきまして、今月末をもって廃止することとなりました。

廃止の理由としましては、導入以降この半年間でのご利用件数が非常に少なく、一方で毎月の利用料が発生するため、費用対効果を考慮した結果、継続が難しいと判断した次第です。

なお、ネット銀行決済以外のお支払い方法は、これまで通りご利用いただけます。

現在ご利用可能なお支払い方法

  • クレジットカード決済
  • 銀行振込
  • 代金引換
  • コンビニ払い
  • PayPay払い

また、クレジットカード決済につきましては、先月より「分割払い/リボ払い」にも対応しておりますので、あわせてご活用ください。

お客様にはご不便をおかけする場合もあるかと存じますが、
何卒ご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

Target Line Archery :山田

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